朝の中之島集落を散策

　中之島には海沿いに東と西の２集落ある。学校と役場と郵便局を確認して次は駐在所を見たい。十島村にある唯一の島の駐在所は中之島にしかない。
　少し上がった所にあると聞いて西集落から山道を入ったらそこにも集落があった。一軒民宿があったが駐在所が見つからない。一旦下りて東集落を上がったらようやく見つけた。

東集落と西集落の真ん中にある村役場の出張所。

手前土台が旧役場跡、奥にあるのが郵便局。

　集落の中心にあるのが役場の出張所、なかなか立派である。診療所も同居している。少し離れたところに郵便局があって、その前の空地、土台だけが残っているところが昔役場の庁舎があった所だという。

　左の石碑は昭和８年の連絡船就航を記念したもの、「汽船も亦道路なり」とある。

　道端で見つけたガジュマル、支柱のように見えるのは気根が地面に着いて幹になったもの。
　ほかの木を絞め殺す恐ろしい木がそうだが見るからに不気味。

　朝食前に島の集落を散策。民宿なごらん荘は集落の中心部から１キロほど離れていてその中ほどに小中学校がある。南西方向には昨日訪れた諏訪之瀬島の島影が見える。

岸壁の待合所は屋根しかないのでコンテナの中で待つ。

道端で見つけたガジュマル、不気味な木である。

中之島小中学校。小中学生19名、教職員12名。

運動場も広く右手には大きな体育館もある。

まだ３月だというのにツツジの花が満開。

　宿に戻って朝食、８時にチャーター船で次の悪石島へ向かう。
　この船の母港は宝島で船長と臨時雇いの助手は港内に係留した船の中で一夜を明かしたらしい。

やって来たチャーター船ななしま２。

海沿いの東集落、中央の白い屋根が郵便局。

鹿児島中央警察署中之島駐在所。

　駐在所前から海沿いの道に下りる階段があり、そこから見下ろすとすぐ下に郵便局。駐在所は郵便局のすぐ上にあるのだった。

中之島の集落は海岸沿いにあるだけかと思ったら少し山へ入った所にもあった。

　ようやく見つけた駐在所。役場か分教場があってもおかしくない、海に面した高台にあった。

としま丸就航記念碑。

民宿から集落の中心部へ向かって歩く、右にカーブしたところが中心集落。

諏訪之瀬島がくっきり見える。