とろろ汁の丸子宿

丁子屋の裏手にある新道のバス停から30分毎のバスで静岡駅へ引き返した。

丸子宿を出た東海道は宇津ノ谷峠の山道へ向かう。

　丸子宿の丁子屋でとろろ汁を食べるのが今日の目的の一つだった。
　昼食時を大幅に過ぎていたので不安だったがそれは杞憂。名物店らしく何組も客がいて、その後も次々に入ってきた。
　ここでとろろ汁を食べるのは２回目、前に来たのはもう何十年も前のことだ。絵のような藁葺の店は当時と同じ。
　実は民家を移築したもので、前回来たときは移築直後だったらしい。

丸子宿の西の外れにあるとろろ汁の店。

　宿場の家並が途切れ丸子川と接するあたり、折しも桜が満開で気分の良い道になった。そこに有名なとろろ汁の店がある。

安倍川を過ぎると旧街道らしくなってきた。

東海道松並木の名残の松。

本陣跡の碑。

丸子の街を通りすぎた先に旧宿場の家並。

　丸子宿は古くは鞠子と書いた。本陣や脇本陣があった宿場の中心部は現在の丸子市街地の西外れ、鄙びた家並になったあたりである。